医療用マウスピースはどこで作ってもらう?
医療用マウスピースは歯科医療用の装具ですので、歯医者さんで作ってもらうことになります。 通常最初にマウスピースが装着可能かどうかの検査があり、マウスピースが装着可能と診断されて、 それから歯と顎の型をとりマウスピースの作製に入ります。下に書いておきましたが、 どんな人でもマウスピースが使えるわけではありません。
医療用マウスピースのできるまでとその長所と短所
【マウスピースができあがるまでの工程】
- 歯科医院で基本的な検査をします。歯型などもこの時にとります。
- 検査でマウスピース装着可能と診断されれば、歯型を基にマウスピースの作製にかかります。
- マウスピースが完成すると仮使用をします。その間に装着感の不具合などがあれば、 調整して完成品の出来上がりです。
- 費用は保険が効かないので自費で診療費も併せておおむね6万円くらいです。
現在はまだ保険診療の適用外ですが、将来は無呼吸症と診断されれば保険の適用になることが予想されます。
【利点】
- 小さいので旅行その他出張など携帯に便利。
- 手術よりも負担が少ないが効果は大きい。
- 長期間続けることが可能。
※但し次のような人は使用できない可能性があります。
鼻疾患があり鼻の通りが悪い、咽頭肥大が著しい、18歳未満、歯の本数が上下で20本以下しかない人。 歯周病などで歯がくらつく人、顎関節症の人、顎関節に痛みや障害がある人。
いびき防止用マウスピースはやっぱりダメ?!
小さくて効果抜群のマウスピースがダメ・・・?という見出しを見て、えっ、と思われた方も いらっしゃると思いますが、人間、程度の差こそあれ身体によけいなものを装着すると不快感を 覚える人がほとんどです。慣れてしまえばどうということもないという人も多いでしょうが、 どうしてもこういったいびき防止用マウスピースのような物を装着しては寝られないという 人もいます。そういう人や、鼻や歯、顎、咽頭などに問題があり、マウスピースを装着できない人は やはり根本的に手術で治療するしかありません。手術については下記の関連ページをご覧になってください。
睡眠時無呼吸症の手術